売るジャンルによって販路を振り分けましょう。

せどり・転売

転売と言えばアマゾン、古本と言えばアマゾン、数年前までは誰が転売をしても儲かり時代がありました。

ブックオフで108円で買った本を1円+送料257円、合計258円で売っても20-30円の利益が残る。間違い無くノーリスクなジャンルでした。失敗なんて有り得ないジャンルでした。

現在は送料にも手数料が掛かりますし、送料も1.5倍以上になっているので売れなければ損切りも有ります。

その様な状況下で全ての本をアマゾンで売るのはリスクが大きくなっています。FBAでの販売は更にリスクを高め、利益を押し下げます。

じゃあ、ヤフオクって思うかも知れませんが、ヤフオクで文芸を扱おうとすると評価の問題にぶち当たります。プロがプロとしての正当な利益を出す為にはそれなりの評価数が必要です。

僕の感覚では文芸でプロと認められるのは評価1万以上、99%以上の高い評価が必要です。コミックの全巻セットなどなら評価は余り関係無くなります。

文芸はアマゾンがやはり手堅いです。アマゾンで売れなかった物はメルカリに流すのが効率的に稼げるのかと思います。

メルカリでは意外と知られていませんがアマゾンで「1円+送料」で本を買っていた人たちが相当数、流れ込んでいますので単価の安くアマゾンでは手数料が高くて利益の出ないものはメルカリに最初から出すと早く売れます。低価格帯の客がアマゾンから確実にメルカリ・ラクマに流れています。アマゾンの低価格帯の動きが以前より明らかに悪くなっています。

客の動向を考えずに販売すると長期在庫に繋がり人によっては資金ショートします。

現在のメルカリも多少の不安を抱えています。パソコン版の検索が非常に不安定です。同じ商品でも検索される時とされない時、時間帯によっても変わってきます。サーバーが少し弱体化しているものと考えられます。スマホメインの経営にシフトしてきているせいも有ると思います。

メルカリで売れやすいのは低価格帯の本と本好きが意外な程、多いので文庫セット・文芸セットなどよく売れます。後は女性が多いので女性向けのレディース・コミック・少女マンガなどもアマゾンより明らかに売れます。

ラクマも売れます。ラクマは女性向けの本が強いです。ランキング高めの本を出品しておけばアマゾンと大体同じ金額で売れます。手数料が3%程度なので利益はアマゾンより多くなります。またクーポンの配布なども多く、買う側にとっても買いやすいのだと思います。

この様に販路を分ける事により利益はアマゾンだけでやっているより確実に増えます。

「アマゾン1本で食って行きたい」と思う気持ちはよく理解できます。かつて僕も同じ様な考えでした。アマゾン転売とヤフオク転売ってイメージが全然違いますからね。アマゾン転売はビジネスマン、ヤフオク転売はダメ人間的なイメージが有ります。

そう言ったプライドは1円にもならないので早めに捨てましょう。ギリギリまで持ち続けると借金を抱えたりします。