花屋から転売業界へ、タバコについて思うこと

僕は非常に意識高い系なので禁煙なんて絶対しません。もちろんダイエットも絶対しません。

前職は花屋の経営、20年近くやりました。従業員も4人いて順調そのものでした。20年やって気づいた事が1つ、自殺者に喫煙者はいないと言うことです。

花屋のメインの仕事は店舗で花束や植木を売る事ではありません。

結婚式と葬式です。稼いでる花屋は冠婚葬祭で利益の8割以上を出します。

僕もちゃんと出していました。

結婚式の仕事は披露宴当日はそれほど大変ではありません。

結婚式の花の仕事は披露宴の半年以上前から始まります。花嫁との打ち合わせです。何度も何度もしまう。最初に話した時はとても可愛らしい人だと思いますが打ち合わせをして何度もしていく内に嫌な面をたくさん見ることになります。最初は旦那が羨ましいと思いますが最後は旦那が可哀想と思える程、女性の結婚式へのこだわりは強いです。花代が高いのは一連の打ち合わせ込の様相が強いです。

そして大事なのが葬式、葬式は亡くなり数日後にはお通夜になりますので親族はよくわからない内に全てが終わります。

そしてもちろん自殺者の仕事もします。そしてそこで気づいた事は自殺者に喫煙者が全然いないことです。

毎年、10人近く自殺関連で花の仕事をしました。たぶん、100人は仕事したと思います。もちろん棺の中にも花を入れるので、その場にも立合いますし、遺族とも話もします。みんな口をそろえて言うのは「タバコも吸わない真面目な人」とか「真面目な人」って言葉です。自殺以外の人が亡くなると好きだったタバコを棺に入れたりします。それが一切ありません。自殺者の喫煙率は一般の20分の1だそうです。

体に多少の害はあるかも知れませんが自殺するより、よっぽど健康的です。

そんな感じで僕は毎日タバコを吸います。

20年で一番衝撃的な自殺理由は「20万の借金」です。真面目な人は何とでもなるお金で自分を追い込みます。追い込むぐらいなら、ちょっと一服して下さい。

せどり・転売もやめる時はかなり金銭に追い込まれます。そんな時はタバコでも吸って下さい。気を持ち直して頑張れば何とかなります。

何とかなると思えば何とでもなります。